ブースターはアンテナの受信電波をさらに増幅するために使われるものですが、役割や存在について知らない人も多いようです。
テレビ視聴中に映りが悪くなると、テレビ自体の不具合かアンテナの調子が悪いのかなと考えることが多いですが、実はブースターの不具合が原因であることがあるのです。
不具合の原因は設置状況や天候などによるものだけでなく、経年によるもの、つまり寿命が来ているケースがあります。
一般的な寿命は約10年から15年程度であり、設置場所によっても若干違いがあります。
屋外設置だと、雨風や紫外線の影響を受けやすく、そのため寿命はどうしても短くなりやすいです。
そこで、寿命が来たらやはり交換するのがベストだと言えるでしょう。
自分でおこなえば本体のみの費用ですみますが、高所作業になることを考えると、やはり専門家に任せるのが賢明です。
専門業者に交換をしてもらう場合の費用は、ブースター本体と人件費で、約15,000円から30,000程度です。
この差は、まずブースター自体の価格の違いによるもので、安いものは5,000円位からありますが、高機能なものになると20,000近くするものもあります。
さらに、故障原因の違いなどにより、例えばケーブル接合部などに雨が入り込んで故障しているケースなどは、その部位の修理代に10,000円程度かかることもあります。
通常、アンテナとブースターは寿命が同じくらいですので、アンテナ交換の時には、同時にブースターの点検やメンテナンスをすると良いでしょう。